
BGEEで最強のクロークと言えば何を思い浮かべるでしょうか?
多くの人は、クローク・オブ・バルダランを選ぶかもしれません。クローク・オブ・バルダランのマジックレジスタンス+25%は非常に強力です。
しかし、個人的にはニンフのクロークが汎用性の面で最も優れていると思います。この記事では、そんなニンフのクロークの強さと活用方法を紹介します。
驚くような活用方法があるので、知っておくとロールの幅が広がってさらに楽しくなりますよ。
ニンフのクロークは最強のチャームアイテム

ニンフのクロークは、カリスマが2上昇する装備品です。
しかし重要なのはカリスマ上昇ではありません。アイテムの発動効果「チャーム・クリーチャー」が非常に強力なのです。
ニンフのクローク「チャーム・クリーチャー」の特徴
- 対ブレスSTによる打ち消しであたりやすい
- チャームした相手が効果終了後に敵対しない
- 効果時間が非常に長い(12時間)
- 使用回数が多い、回数が残っていれば1日に何回でも使える
対ブレスSTによる打ち消しであたりやすい
ウィザード呪文・クレリック呪文のチャームは「対呪文ST」です。それに対してニンフのクロークのチャームは「対ブレスST」での打ち消しになっています。
つまり、チャームが当たりやすい。
ほとんどのクラスで、対ブレスSTは最も低下しにくいセービングスローになっています。おまけに-1のペナルティまでついている、アイテム効果なので詠唱時間もなし。非常に強い。

ニンフのクロークのチャームは、対呪文STが強力で呪文が効きにくいウィザード系クラス相手でもよくあたるBGEE最強のチャームなのです。
チャームした相手が効果終了後に敵対しない
他のチャーム系呪文では効果が切れると敵対しますが、ニンフのクロークのチャームは相手が効果時間経過後に敵対しません。
敵だけでなくNPCに対しても使い放題です。これは特定の戦略で非常に重要になります。
効果時間が非常に長い(12時間)
チャームの効果時間は12時間(現実時間で120分)です。効果時間切れを気にする必要がないほど長いので、戦闘時でも安心で使いやすい。
使用回数が多い

ニンフのクロークのチャームは、回数制限がある代わりに1日に何回でも使えます。
入手直後の使用回数は40。
使用回数が0になる前に売却して再購入すれば、回数が100の状態で手に入ります。価格も手ごろなのでチャームを積極的に使っても問題ありません。
アルゲルノンのクロークとの違いについて

似たような効果を持つクロークに「アルゲルノンのクローク」があります。
ニンフのクロークとアルゲルノンのクロークの違いは次の通り。
- 射程が異なる
- 1日に使える回数が異なる
- アルゲルノンのクロークは最序盤から手に入る
- ニンフのクロークはバルダーズゲートに着いてから
射程に関して、ニンフのクロークが接触なのに対して、アルゲルノンのクロークは視界範囲内の相手に対して使えます。その代わりに、アルゲルノンのクロークは1日に1回しか使用できません。
実用性で比較すると、圧倒的にニンフのクロークの方が使いやすいです。失敗してもその場でかけ直せばいいので。複数体チャームする場合にも向いています。
アルゲルノンのクロークはフェルデポスト・イン2階のアルゲルノンが持っています。入手する場合はピックポケットで。

ニンフのクロークの入手方法
ニンフのクロークの入手方法は2つあります。入手時期はバルダーズゲート到着後です。
- ハルバゼール・ドリンからスリ取る
- レージファーストのクエスト
ハルバゼール・ドリンはバルダーズゲート東地区のソーサラスサンドリーズにいるメイジです。ピックポケットでニンフのクロークをスリ取れます。

レージファーストはバルダーズゲート西地区の自宅にニンフのアベラと共に住んでいます。
家に入ると会話が発生。
会話内容によっては戦闘。レージファーストを倒してアベラを開放するとニンフのクロークが手に入ります。
うまく会話をこなすと戦闘は起こらず、代わりに「ニンフの髪」を入手。これをハルバゼール・ドリンに渡すとニンフのクロークが手に入ります。

ニンフのクロークの活用方法
ニンフのクロークは汎用性が高くとても多くの使い道があります。
- 会話イベントを回避する
- 敵同士で戦わせる
- 情報を聞き出す
会話イベントを回避する
BGEEでは、こちらを視認した瞬間会話イベントが発生するパターンがよくあります。そして大抵の場合はその後戦闘になります。
これはチャームで回避可能です。
透明状態からチャームを当てると会話が発生しません。これはチャームすると相手のAIスクリプトが停止するからです。これで戦闘自体を回避できます。
会話イベント回避は利用価値が非常に高いのでぜひ活用してください。


敵同士で戦わせる
チャームした敵を互いに戦わせる戦術は単純ながら非常に強力です。
特に敵数が多い場合に非常に有効な手段です。
上記の会話イベント回避と組み合わせると複数の敵をチャームできます。メイジをチャームすれば呪文が使えるので賢く利用しましょう。

情報を聞き出す
ストーリー進行に必要な情報集め。普通にプレイすると敵対する相手でも、チャームすると情報を教えてくれることがあります。
トランジッグがその例です。チャームするとタゾクの居場所を簡単に教えてくれます。

他にも人物によってはチャームしたときにしかしゃべらないセリフがあったりします。情報を持ってそうな人や不機嫌な人に使ってみましょう。(フェルデポスト・インのマールとか)
ニンフのクロークのチャームは失敗しても相手が敵対しないので、積極的に使って色々と試してみてください。
ニンフのクローク(チャーム)については、シーフ一人旅でフルに活用しているので詳しくはそちらも参考に。
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戴冠式でリーアとベルトを守る
ストーリー終盤、大公宮殿でサレヴォクの戴冠式があります。
この戦闘では大公二人(リーアとベルト)を6体のグレータードッペルゲンガーから守らなければいけません。普通に戦うとベルトはともかく、リーアは速攻で消し飛びます。
6人パーティーでも難易度の高い戦闘ですが、ニンフのクロークを使えばソロでもこの戦闘を楽に処理できます。もちろん二人とも守ります。
チャームする相手はグレータードッペルゲンガーではなく、大公二人です。
まずは、透明状態からベルトにチャーム。強制会話を防ぎます。

その後、リーアもチャーム。
リーアをチャームすると驚くべき事実が発覚。なんとこの人、レベル8のウィザード呪文を持っています。Wikiを見るとレベル16です、サレヴォクより高い。
リーア・ジャネス
- Level : 16
- HP : 46
- Class : Mage
- Natural AC : 10
リーアの所持呪文
- Symbol, Stun
- Power Word, Stun
- Ruby Ray of Reversal
- Globe of Invulnerability (×2)
- True Sight
- Domination (×3)
- Protection From Normal Weapons (×2)
- Stoneskin (×3)
- Flame Arrow (×3)
- Protection From Normal Missiles
- Remove Magic (×2)
- Melf’s Acid Arrow (×3)
- Mirror Image (×2)
- Magic Missile (×5)

リーアの所持呪文の中でも注目すべきは「シンボル・スタン」。
シンボル・スタンは、-4のペナルティで敵をスタンさせる非常に強力な範囲呪文です。戦闘ではこれを活用していきます。

戦闘前の準備。ストーンスキン + ミラーイメージで防護。
ベルトに話しかけると会話イベントが発生して戦闘が始まります。
戦闘開始後はすぐにシンボル・スタン。

グレータードッペルゲンガーはセービングスローが優秀なので、スタンするのは2体ほど。パワーワード・スタンを追加で撃ち込んで3体スタンさせます。
コツは大公たちよりも前に出て敵のターゲットになること。周りにいるフレイミングフィストの数も重要です。
大公たちさえ狙われなければ余裕をもって勝てます。

戴冠式の救出戦はBGEEソロで最も厳しい戦闘の1つです。しかしニンフのクロークがあればメイジ以外でも突破は十分に可能です。(上の画像はシーフソロ)
BGEEで一人旅をするときはぜひ参考にしてください。