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エックスサーバーとロリポップはどちらが速い?【比較と考察】

エックスサーバーとロリポップはどちらが速い?【比較と考察】

エックスサーバーとロリポップはどちらも運用年数が長く初心者でも使いやすいレンタルサーバーです。この2つのサーバーはどちらが速いと思いますか?

実際に使うサーバーを選ぶ上で速さ・快適さは重要な項目です。

実際には両方のサーバーが速さをアピールしています。しかしサーバー側が宣伝する速さNo.1というアピールはあまり参考になりません。複数のサーバーが速さNo.1を謳ってたりします。

そこでエックスサーバーとロリポップの速度を同じ条件で測ってみます。この記事では2つサーバーの速度比較結果を紹介します。

速度に関係する項目の比較

スペックの分かっている範囲で比較します。

比較するプランはエックスサーバーのX10プランとロリポップのハイスピードプランです。各社の人気プランを選んでいます。

  • エックスサーバー:X10プラン
  • ロリポップ:ハイスピードプラン

結果を先に言うとエックスサーバーの方が少しだけ速いです。ただし誤差レベルで体感できる差ではありません。どちらも快適で速いことは確かです。

エックスサーバーとロリポップはどちらが速い:エックスサーバーの測定結果
エックスサーバーとロリポップはどちらが速い:ロリポップの測定結果

サーバー速度の比較内容

今回の比較はサイト表示速度の比較です。負荷耐性の比較ではありません。

共用サーバーに対して意図的に負荷をかけると迷惑行為になるのでできません。負荷がかかっていない状態の速度比較になります。

この場合サーバーのCPUやメモリはそれほど重要になりません。重要になるのは下記項目。

  1. 他サイトからの影響が少なくサーバーが安定しているか
  2. データの処理速度(サーバーソフトウェアの速さ)
  3. 高速なストレージを使っているかどうか
  4. RAID構成による高速化を行っているかどうか
項目エックスサーバーロリポップ
監視体制365日24時間監視24時間有人監視
サーバーソフトウェアnginxLiteSpeed
ストレージSSDSSD
RAID構成RAID10RAID10 + RAID50

①は監視体制が重要になります。サーバー負荷が増えたときにすぐに対処できるかどうかは速度と快適性に大きく影響します。監視体制が整っているかどうかというのはとても大切な項目です。

②はどのサーバーソフトウェアを使っているかです。主要なサーバーソフトウェアはLight Speed・NginX(エンジンエックス)・Apacheがあり、Light Speedが最も高速です。

③のストレージ速度はSSDかHDDかによって大きな差が出ますが、ロリポップもエックスサーバーもSSDを使用しています。SSDでもものによって速度差は大きいですがこの点は詳しくは分かりません。

④はRAID10構成を使用しているかどうかで判断できます。

比較内容の考察

サーバー内容を見ると、新しいプランであるロリポップのハイスピードの方が全体的に高スペックという結果になっています。

監視体制は表現が違いますが内容は同じです。どちらのサーバーもしっかりした監視体制を持っています。

サーバーソフトウェアはエックスサーバーがNginX、ロリポップがLight Speed。速さはLight Speedの方が高速です。

RAID構成に関してどちらもRAID10以上で読込みの高速化が図られています。RAID10ではRAID構成なしに比べて約2倍高速になります。ロリポップではユーザー領域にRAID50が使われておりさらに高速化されています。

ロリポップの方がサーバーソフトウェアとRAID構成の面で有利です。特にRAID50による読込み速度の速さは、画像や動画など容量の大きなファイルを表示する際に大きなアドバンテージとなり得ます。

サイト表示速度を測定して比較する

サイト表示速度測定にはPageSpeed Insightsを使用します。

測定環境

  • WordPress5.6をクリーンインストール
  • テーマは公式テーマのTwenty Twenty One
  • 高解像のアイキャッチ画像を設定

測定結果

サーバースペック的にはロリポップの方が有利でしたが、実際に測ってみるとほとんど変わりませんでした。というかどちらも速いので差がよく分かりません。

エックスサーバーの方が少しだけ点が高いですが誤差の範囲です。

エックスサーバーとロリポップはどちらが速い:エックスサーバーの測定結果
エックスサーバーとロリポップはどちらが速い:ロリポップの測定結果

高解像のアイキャッチ画像を使用したのはLargest Contentful Paintを比べるためです。Largest Contentful Paintは最も重い要素の読込みにかかる時間を表します。

ロリポップはユーザー領域のストレージにRAID50を使用しているので重い読込みは有利だと予想していました。実際にはエックスサーバーが2.1秒、ロリポップが2.3秒。

ロリポップの方が速いだろうと予想しいていたので驚きの結果です。サーバーは本当に使ってみないと分かりません。

サーバー応答速度の違い

サーバー応答速度はPageSpeed Insightsの点数には影響しませんが個人的に重要な項目です。

サーバー応答速度はページはサイト全体のレスポンスに影響します。応答速度が遅いとページをクリックした後遷移するまでに一瞬間が空きます。

エックスサーバー

サーバー応答速度:120ミリ秒

ロリポップ

サーバー応答速度:180ミリ秒

サーバー応答速度はユーザーではなく自分にとって重要な値です。

ユーザーはそれほど気にしません。多くのユーザーは1ページまたは数ページで離脱するからです。サーバー応答速度が遅くても少し表示が遅いと感じるだけです。

しかしサイト管理者の立場になると管理画面も合わせて頻繁にページを遷移することになります。レスポンスが悪いのはそれだけでストレスになります。

個人的にはサーバー応答速度が0.7秒ほどになると結構気になるレベルで遅さを感じます。私はサーバー応答速度が遅いレンタルサーバーは使う気が起きません。

その点はエックスサーバーもロリポップ(ハイスピードプラン)も十分速い応答速度を持っているので心配ありません。

最後に

エックスサーバーとロリポップはどちらが速いのか実際に測ってみました。

結果的にエックスサーバーの方が少しだけ速かったです。ただ体感できる差ではありませんし負荷がかかった時にどうなるかは予想できません。

エックスサーバーとロリポップはどちらも十分速いサーバーなので速度はそこまで気にする必要はありません。どちらも快適です。

2つのサーバーを比較したい場合は特徴で比べるといいですよ。特徴ははっきりしています。

参考サイト

RAIDに関して下記サイトに分かりやすい説明が載っています。

RAID比較(構成・速度実測・耐障害性)- CMAN