Symbolのハーベストが本当に有効化されているか、進行中のまま止まっていなか不安ではないでしょうか? Symbolハーベストが有効化されているかはっきりと確認する方法を解説します。XYMのハーベストが委任できないときにも有効です。
初めてXYMのハーベストを委任する人に注意しておきます。
初めて委任する際にはほぼ確実に、高額なXYMを要求する送金トランザクション(取引)が届きます。
これは詐欺の類です。
失敗しないためにも必要な情報を知っておいてください。
この記事では、初委任時に送られてくる送金トランザクションの詳細を紹介します。注意点を知っておけば騙されることはありません。
初委任時に送られてくる送金トランザクション
実際に送られてきた詐欺トランザクションの例を紹介します。被害に遭わないように実例を知っておいてください。
まず用語説明から。
- トランザクション(Transaction)は「取引」という意味です。
- アグリゲートボンデッド(Aggregate Bonded)は取引の種類です。「アグリゲートボンデッド = 詐欺」ではありません。
委任時には2種類の「メッセージとトランザクション」が大量に届きます。
- 送金トランザクション(詐欺)
- 詐欺に対する注意メッセージ
大抵の場合、送金トランザクションはアグリゲートボンデッドで送られてきます。
届いたアグリゲートボンデッドを開いてみます。
以下は実際に届いた送金詐欺の内容です。
モザイクの欄に赤字でXYMが表示されています。
これは、送金するXYMの量を表しています。
そして送信者が自分のアドレスになっています。
もし、このままパスワードを入力すると大量のXYMが宛先のアドレスに送金されてしまいます。
これは明らかに初心者を狙った詐欺です。
- 身に覚えのないアグリゲートボンドトランザクションが届いた
- 送信者が自分のアドレスになっている
- モザイクの欄に赤字で明らかに高額なXYMが表示されている
- パスワードを要求される
上の条件がそろったときはXYMを外部送金する詐欺トランザクションです。
絶対にパスワードを入力しないでください。
アグリゲートボンデッドの特徴は、受け手が署名するまで取引が成立しないことです。パスワードさえ入力しなければ、2日後には否認されて自動的に消えます。
送金詐欺への対策
この記事を読んだ人はハーベストが怖くなったかもしれません。
ハーベストの委任時にもパスワード入力が発生します。どうやって見分ければいいの心配になるかもしれません。
しかし大丈夫です。
ハーベストの委任設定はSymbol Walletのハーベスティング画面で完結します。ハーベスティングを開いている間は送金トランザクションに触れることはありません。
送金詐欺のトランザクションを確認できるのはSymbol Walletのホームです。
ハーベスト委任後、ホームに戻ったときに注意が必要になります。
嵌りそうなパターンとしては、
パターン1
- ハーベストの委任が終わってホームに戻る。
- アグリゲートボンデッドを発見。
- よく分からないけどパスワード入力して承認する。
- XYMが盗られた!!
パターン2
- ハーベストが進行中のまま進まない。なぜ?
- ホームに戻る
- アグリゲートボンデッドを発見。
- そうか、これを承認すればいいのか!
- パスワードを入力して承認する。
- XYMが盗られた!!
特にパターン2は要注意です。
本当に委任できているか心配になるかもしれませんが、ハーベストが委任できているか確認する方法はあります。
身に覚えのないアグリゲートボンデッドには手を出さないでください。
初委任時は十分注意しておく
ハーベストの初委任時に送られてくる送金トランザクションの詳細を紹介しました。注意点を知っておけば騙されることはありません。
個人的な経験では、送金トランザクションが送られてくるのは初回のみです。
2回目以降の委任時は送られてきません。
ただし絶対とは言い切れないので注意は怠らないでください。