タクティクスオウガ 運命の輪の国内版と北米版の違いを紹介します。タクティクスオウガ 運命の輪とは非常に高いやりこみ要素、重厚なストーリーを持つ シミュレーションRPGです。
クラス紹介
この記事では過去に私が使って強かったクラスや面白いクラス、変わったクラスの使い方を紹介していきます。紹介するクラスは主に汎用クラスです。強さだけではなくクラスの特徴を活かしたビルドを考えるのもなかなか楽しいものです。なお、紹介するクラスは北米版のゲームバランスを基準にしており、基本的にステータスアップボーナスはあまり乗らない状態でのゲーム進行を前提にしています。
クラスビルド
クレリック - クイックムーブ
- スキル
- 神聖魔法
- 聖母の祝祷
- 特徴
- 高MND
- クイックムーブ
クレリックの最大の特徴はMNDの高さです。似たような行動の取れるルーンフェンサーよりもかなり高いMNDを確保することが可能です。MNDは魔法攻撃力、魔法防御力、魔法回避率などのステータスに影響します。また、精神系呪文 (チャーム、スリープなどの向きによって命中率が変わる呪文)やクイックムーブの効果時間にも影響するため、他クラスよりも強力なクイックムーブを使うことができるのです。固有スキルの聖母の祝祷からの範囲回復呪文は非常に強力な回復手段であり、他クラスにはできない強力な回復サポート役をこなすことができます。
ウィザード/ウィッチ - カウンターチャーム
- スキル
- 暗黒魔法
- エクステンドレンジ
- 特徴
- 遠距離からのチャーム
デバフを蒔くサポート寄りのメイジ。パラライズやペトロバーストで敵を妨害しつつ、弓からの攻撃を受けるとエクステンドレンジ + チャームでカウンターするクラス。基本サポート寄りなためマリーツァの杖や回復の杖を持たせておくと行動の選択肢が広がります。ホークマンを選んでいるのは鈍歩であるウィザードの移動を補い、カウンターチャームのヒットアンドアウェイを決めやすくするためです。必要スキル数が少ないのでカスタマイズがしやすいビルドです。
アーチャー - ダガー
- スキル
- 特になし
- 特徴
- 序盤限定
- ダガー系武器の性能紹介
ダガー系武器のロマン性能を紹介するためのビルドで実用性はありません。ダガー系武器というのは短剣と忍者刀のことです。この2種の武器タイプは他の近接武器よりもダメージ計算の補正がかなり高くなっているのです。
ダガー系武器は下記ダメージ計算式「ステータスダメージ」部分の補正B(DEXの補正)が高い値になっており、DEXを高めることで「ステータスダメージ」部分を高めることができます。攻撃力UP系のスキルは「ステータスダメージ」に乗るのでこれらの武器種を使う場合はDEXが非常に重要になってきます。
- ダメージ = 武器ダメージ + ステータスダメージ – 防御値
- 武器ダメージ: 武器のATK
- ステータスダメージ: (STR * 補正A + DEX * 補正B) – (防御側STR * 補正C + 防御側VIT * 補正D)
- 防御値: 防御側防具DEFの合計値
ダガー系武器が使えるクラスの中でDEXが一番高いのはアーチャーですが、アーチャーは上位の短剣が使えず、使えたとしても弓や弩を使うほうが強いです。実用面で考えると忍者やローグになるでしょう。
バーサーカー - ブラッディアサルト
- スキル
- ブラッディアサルト
- 特徴
- 高STRの純アタッカー
ブラッディアサルトは自分のSTRを1.5倍にするため攻撃力UP系のスキルと非常に相性が良いです。そしてTP消費50、強い。攻撃バフをかければLユニット相手でも大ダメージを与えることが可能でアタッカーとしてとても頼れる存在です。
テラーナイト - 豆腐屋
- スキル
- テラーインパクト
- 特徴
- Lユニットを豆腐にする
テラーナイトを使う場合、実用性で見れば亡者の嘆きのほうが強力ですが、テラーインパクトには武器の追加効果を100%付与するという面白い追加効果があります。
- 敵を恐怖状態にする
- 武器の命中率を100%にする
- 武器の追加効果を100%付与する
このビルドではクレイモアー+1を使っており、テラーインパクト時には恐怖と対直接攻撃防御ダウンのデバフを与えます。この2種が重なると相乗効果で相手がダマスカスゴーレムだろうと豆腐のように柔らかくすることが可能です。
ソードマスター - 囮
- スキル
- 武士舞
- 特徴
- 意図的に防御力を下げた囮
- アタッカーのサポート
- 鳥から後衛を守る
防具を調整することで後衛メイジやクレリックよりも防御値を下げ敵に狙われやすくしたビルドです。グリフォンやコカトリス、アーチャーといった後衛を狙ってくる敵のタゲを取りやすくなります。また、両手刀の攻撃力自体は高いのでアタッカーとしての使用が可能で、TPが溜まった後は強力な必殺技で侵入してきた敵を叩くことが可能です。
獅子神楽の舞は適切なタイミングで使いましょう。強力です。 必殺技「風烈」のエフェクトが爽快で個人的に気に入っています。
ドラグーン - 投石戦士
- スキル
- ドラゴンキラー
- ビーストキラー
- 特徴
- 弩を持たないドラグーン
- 投石でLユニットを倒す
対ドラゴン、魔獣用のクラスで弩はあえて持ちません。弩を持たない場合の利点としては防御面で有利、防具のドラゴンシリーズでドラゴンキラーを発動できる(スキル枠が空く)という利点があります。キラー状態の投石はLユニットを一撃では倒せませんが、かなりのダメージを与えることができます。近接攻撃が届く場合は武器で殴り、届かなければ投石することでLユニットに対しては遠近両方で戦うことができます。まあ、投石はネタですが。
忍者 - 突撃爆弾
- スキル
- ダブルアタック
- 雲散霧消
- 特徴
- 単身で敵陣へ突撃する
- HPが減ったら爆散
クイックムーブをかけてもらい単身で敵陣奥に突撃するビルド。後衛やアーチャーを荒らしに行きHPが減ってくると雲散霧消で敵を巻き添えに爆散します。雲散霧消使用後は仮死状態になるため、ネクロマンサーのアニメイトデッドで蘇生することが可能です。タイミング次第では爆散→蘇生→即行動といったことも可能で、このビルドは使っていて非常に強かった記憶があります。ステータス面では 爆散前にHPが尽きないように AVD(回避)を優先して上げ攻撃の被弾確率を下げています。
ビーストテイマー - 石化の吹矢
- スキル
- マキシマイズドラゴン/ビースト
- 特徴
- 永続的な石化
- ドラゴン/魔獣のサポート
ゲルゲの吹矢・石化で石化状態の敵を攻撃すると100%石化させることができます。つまり、攻撃し続けることで永続的に石化させることができるわけです。このビルドは厄介な敵を封殺するときやレアドロップの敵を確保するのに役立ちます。また、 石化と同時に壁役として攻撃を受けマキシマイズドラゴン/ビーストで攻撃面のサポートを行うことも可能です。
ウォーロック/セイレーン
- スキル
- 暗黒魔法
- 竜言語魔法
- マキシマイズゴーレム
- 特徴
- 人形系の攻撃サポート
- 魔法アタッカー
前線に出る魔法職。ゴーストを使用しているのは移動タイプが浮遊であることとネクロマンサーのアニメイトデッドで蘇生できるようにするためです。非常に攻撃を受けやすいのでマキシマイズゴーレムが使いやすく、HPが0になってもターン経過で復活するのでリスクは低いです。(イクソシズム、バニッシュには注意)回復が必要な場合はドレインハートを使用。竜言語魔法にはスターティアラがあるため対アンデッド戦でも活躍します。
ネクロマンサー - アニメイトデッド
- スキル
- 死霊術
- アニメイトデッド
- 特徴
- アンデッド、忍者の蘇生
アニメイトデッドが強力。
ディバインナイト
- スキル
- 神聖魔法
- 特徴
- イクソシズムが使える前衛
- 飛行移動
飛行移動ができイクソシズムが使える前衛。固有クラスを含め他クラスには真似できない特徴を持った非常に使いやすいクラスです。特に後半のダンジョンは移動しにくい地形であったり、落下場所が多数存在したりするため飛行移動はとても重宝します。ステータス面で尖った所は有りませんが固有スキルには独特なものが存在し、ビルドの幅が広いクラスでもあります。
ペイトリアーク/メイトリアーク - 前衛魔法職
- スキル
- 精霊魔法
- 暗黒魔法
- 特徴
- 前線に出るメイジ
- チャームや禁呪などの射程の短い呪文を使いやすい
ペイトリアーク/メイトリアークは鎧を装備することができ耐久面を強化すれば前衛としても使用可能です。このビルドではリザードマンを使用し高耐久を確保しています。(リザードマンはHP、STR、VITの初期値が高い)役割は前線で禁呪を放つ、ではなくTPが溜まった相手にチャームを打つことです。このキャラよりも速い見方で敵を殴りその後チャームをかけることで能動的に敵の同士討ちを狙えます。
ファミリア - 影の戦士
- スキル
- デープキッス(回復)
- 特徴
- 疑似アタッカー
ファミリアは攻撃、魔法、サポート全てをこなせる万能なクラスで型がとても多いです。固有スキルには独自のものが多く存在し多彩な行動をとることができます。
- ジャックランタン
- 障害物設置
- スケープゴート
- 敵に最優先で狙われるようになる。ダメージを受けるとリセット
- パンプキンストライク
- 闇属性ダメージ。射程5、範囲2
- ヴォロチュレスダンス
- 魅了、悩殺状態にする。範囲2
- アゴナルスクリーム
- 恐怖状態にする。範囲3
- ディープキッス(吸命)
- HP吸収、相手のWTリセット
- ディープキッス(回復)
- HPを分け与える。相手のWTを0にする
- パンプキンボム
- 火属性ダメージ。範囲4 使用後は戦闘不能状態になる
- クリスタルパンプキン
- 聖属性ダメージ。相手がアンデッドの場合は消滅させることがある
上記スキルの中で強力なのはヴォロチュレスダンス、アゴナルスクリーム、ディープキッス2種。マキシマイズゴーレムと合わせるとパンプキンストライクも強力な攻撃になります。クリスタルパンプキンは一見強そうですが、消滅はランダムで消費TPも高いためあまり使い勝手は良くありません。
このビルドではディープキッス(回復)を採用しています。味方のアタッカーに使用し再行動させます。いうなればファミリアの代わりにアタッカーを動かす疑似的なアタッカーというわけです。(アタッカーの影) アタッカーを2体用意する場合より優れるのはTPが分散しないこと、狭い通路で詰まりにくいこと、ダブルショットのような重い行動を無理やりリセットできること、補助呪文やファミリアの固有スキルを使用できることです。
ヒドラ - 純アタッカー
- スキル
- ポイズンブレス
- ポイズンブレスⅡ
- 特徴
- 高HP
- 高STR
ヒドラはドラゴンの劣化? いえいえ、ヒドラには全クラス中最高のHPとSTRというアイデンティティーが有ります。ATKもドラゴンより高く高火力なアタッカーであります。バーサーカーと同じく攻撃力UP系のスキルと相性が良く、ビーストテイマーのマキシマイズドラゴン + ポイズンブレスⅡは複数の敵を一度に消し飛ばし敵の前線を崩すことが可能です。ポイズンブレスはヒドラの固有スキルで、毒ダメージが入るので総合的なダメージはドラゴンブレスの中で最も高くなります。
サイクロプス - サイクロチャーム
- スキル
- 暗黒魔法
- 特徴
- 低WTのチャーム使い
サイクロプスは全クラス中最高のチャーム使いです。前線に出ることが可能かつ、ドラゴンとゴーレムよりもWTが低いので先手でチャームをかけることができ、味方で攻撃→次ターンにサイクロプスでチャームといった行動が簡単に取れます。(オクトパスに対しても歩数を調整することで先制可能)サイクロプスのチャームは非常に使い勝手がいいのでサイクロチャームと命名しました。
このビルドは基本的にデバフを蒔くサポート型です。Lユニットにはチャームを打ち、パリィ持ちにはパラライズを打ちます。攻撃にも参加可能でできることが多く、サイクロプスに限らず前衛魔法職は何かと便利なクラスです。
まとめ
個人的に好きな汎用クラスを中心に紹介してみました。見返してみるとチャームが多いですね…
チャームがあれば敵のTP上昇を気にすることなく攻撃でき、さらに利用することが可能です。敵バルダーゴーレムが敵に向けてレイヴェンアイやヘヴンズティアを放つ様はとても美しいのでぜひ一度使用してみて下さい。